エクオールの副作用を学術論文から解説 推奨摂取量を守ろう!


更年期障害の症状緩和や生活習慣病リスクの低下が期待されるエクオール。

現状でエクオールによる副作用は認められていませんが、やはり普段なかなか聞くことのない成分であれば不安はありますよね。

この記事では、学術論文をもとにエクオールの推奨摂取量や過剰摂取の情報をまとめつつ、副作用について解説していきます。

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1.10mgまでなら副作用は心配はない

現在のところ、エクオールの推奨摂取量とされる10mgの範囲内であれば、副作用の心配はありません。

根拠としては、国立健康・栄養研究所が発表している「エクオール含有食品の骨代謝および脂質代謝に対する有効性の評価」に拠るところが大きいでしょう。

この試験ではエクオール含有食品によって、1年間にわたって1日最大10mgを摂取し続けていますが、副作用は認められませんでした。

その他、エクオールによる動脈硬化の改善や骨密度減少の抑制といった効果を調べた臨床試験でも2mg~10mgを摂取する場合が多く、いずれも副作用は表れていません。

これら研究から、10mg以内であればエクオールの効果を発揮しつつ、副作用の心配もないと判断されているというわけです。

ただし、注意が必要な点もあります。

エクオール研究の歴史は10年程度とまだ浅く、幼児や妊婦などには推奨摂取量であってもおすすめされません。

とくに子宮内膜症や子宮筋腫などホルモンに感受性が高い状態にある女性は、イソフラボン各種サプリメントの使用を避けるよう推奨する論文もあります。

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2.イソフラボンの過剰摂取の基準

エクオールは、大豆イソフラボンから体内で作り出す成分。

大豆は日頃から口にする機会が多い食べ物ですから、サプリと合わせることで過剰摂取にならないか心配という方もいるでしょう。

では、エクオールの推奨摂取量である10mgを超えるとどうなるのでしょうか。

まず前提として、1、2日摂り過ぎになったところで、体に影響が出るわけではありません。

さらに現状では、エクオールの過剰摂取によって問題が起こったというデータもないので、安心して摂取できる成分といえるでしょう。

ただ付け加えておくと、エクオールの知見はまだ十分に集まっていませんから、過剰摂取のデータも今後見つかってくるかもしれません。

というのも、エクオールのもとであるイソフラボンを大量に摂取し、人体に影響が出ている事例も確認されているのです。

とはいえ、日本人が一般的に摂る大豆食品の量なら心配はいりません。

では、ここからはさらに踏み込んで解説していきます。過剰摂取や副作用についてきちんと理解したい人以外は読み飛ばしてください。

大豆イソフラボンの一日の上限摂取量の目安は、「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的な考え方」(内閣府食品安全委員会)によれば、75㎎とされています。

これは臨床研究において、イソフラボンの過剰摂取と思われる症例から計算された量。

健康に影響を及ぼすとされる量は、一日150mgといわれています。

ただ、やはり一日に150mgを摂った途端にどこかおかしくなるのではなく、長期的にこの量を摂り続けると健康を害するということです。

さらに、サプリメントとして摂取する際の目安も合わせてご紹介しましょう。

一般的に大豆イソフラボンを普段の食事から摂取する量は、一日16~22㎎と試算されています。

こうした普段の食生活に加えてサプリメントを飲もうとした場合、イソフラボンアグリコン(腸内で分解されたあとのかたち)として、30㎎に収まるように勧められています。

エクオールの推奨摂取量が10mgですから、サプリメントと普通の食事で過剰摂取になる恐れはほとんどない、ということです。

3.怪しいサプリメントには特に要注意!

イソフラボンのサプリメントは、いろいろな種類があるサプリのなかでも特に注意が必要です。

大豆以外の食品から摂れるイソフラボンには、副作用があるといわれているからです。

イソフラボンには、大豆イソフラボンとレッドクローバーやクズなどに由来するイソフラボンの2種類があります。

後者のイソフラボンのなかでも「プエラリア」は、厚生労働省が注意喚起をしている成分です。

パッとプエラリアの効能を聞くと、エクオールと同じく「植物性女性ホルモン」という共通項があるので勘違いしてしまうかもしれません。

しかし、プエラリアは大豆イソフラボンの1,000倍から10,000倍の活性効果があるといわれ、体にとって強すぎるのです。

国民生活センターの報告によれば、消化器官の障害や月経不順といった副作用が認められています。

ですからエクオールのサプリメントを選ぶときも、安易に購入するのではなく、有名な製薬会社や医師の監修がついた商品を選ぶよう心がけてください。



おすすめのサプリメントを挙げるなら、やはり大塚製薬の「エクエル」、エクオール専門医監修の「エクオール+ラクトビオン酸」のどちらかを選ぶべきでしょう。

いずれも推奨摂取量の10mgを配合、原材料も大豆イソフラボンで徹底管理されています。

日本人にとって馴染み深いイソフラボンは、大豆から得られるイソフラボンであるということは覚えておきましょう。


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