エクオールを作れる人のは3人に1人? 分かれ目は食生活!


植物性女性ホルモンと呼ばれ、更年期障害の緩和やシミ・シワの改善効果が研究されるエクオール。

ただしエクオールはすべての人が持っている成分ではなく、現代人は3人に1人しか作れないという統計があります。

エクオールの作れる人はどういう人なのか、作れるようになるのか、解説していきたいと思います。

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1.エクオールを作れる人は3人に1人まで減った?

エクオールを作り出せる人の割合は、欧米で20~30%、日本で約50%といわれています。

男女差や遺伝的な差はないといわれており、エクオールを作れるか否かは食生活にあると報告されています。

日本人が欧米人よりもエクオールを作れるのも、食生活の違いです。

疫学研究によると、日本や中国、台湾など「大豆の食習慣がある地域」はエクオールを作れる人の割合が多いという結果がでているのです。

ただ、日本人の若年層では食事の欧米化の影響により、エクオールを作れる人が減少していると指摘されています。

国内のエクオール研究の第一人者ともいえる吉形玲美氏が2015年に日本抗加齢医学会で行った発表によれば、700名以上の女性を調査した結果、3割程度にしかエクオール産生能力がなかったという結果が出ました。

実際、大豆食品を食べる頻度や食物繊維などの摂取量は低下しています。

では、食生活を改善すればエクオールを作り出せるようになるのかといえば、これは意見が分かれています。

生物学者の辨野義己氏によれば、「エクオールを生み出す腸内細菌は、全ての人が持っている」とし、「エクオールを作れない人は菌が眠っている状態にある」といいます。

実際に吉形玲美氏がクリニックにおいて食事指導を1年半行ったところ、エクオールを作れるようになったという事例もあります。

一方で、エクオールを作れない人に乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維などを摂取させて腸内環境を改善しても、エクオールは作り出せなかったという研究もあります。

いずれにしろ、エクオールを作れない人を体質改善させるには長い時間が必要。

更年期に備えるためすぐにエクオールを取り入れたいという人は、サプリメントによる摂取を選択すべきでしょう。

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2.エクオールを作るのは腸内細菌

エクオールは大豆イソフラボンのなかのダイゼインが、腸内細菌によって変換されることで作られます。

特徴的なのは、エクオールを作れる腸内細菌は15種類も発見されていて、人によってどの菌が働いているか異なると考えられていること。

これが先程の「エクオールを作れるようになるか」という問題と関連しています。

どの腸内細菌が働いているか人それぞれ違うわけですから、エクオールを作れるようにするにはその人にあったアプローチをする必要があると指摘されており、研究を複雑化させているのです。

3.あなたがエクオールを作れるかは郵送の検査でわかる!

なんとなく検査というと手間とお金がかかるイメージですが、エクオールを作れるかチェックする方法はかなり手軽です。

「ソイチェック」という検査キッドが2012年に開発され、尿検査を郵送するだけで結果がメールで送られてきます。

病院へ行く必要はなく、一週間程度で結果が出ます。

検査キットはAmazonでも購入でき、価格も4000円程度と健康診断としては安価です(この検査キットができるまで、エクオールの検査は3万円ほどかかったそう)。

よくサプリメントに対する反論として「きちんとした食生活を送れば必要ない」という論調がありますが、エクオールの場合は食生活を見直しても、エクオールを作れる体質でなければ意味がありません。

自分の体質に合わせてサプリメントで摂るのか、食生活で改善していくのかを判断するために、まず検査を行うのもよいですね。


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