ルテインを青汁から摂ろうと思わないほうがいい 広告表現に要注意!


青汁の広告のなかには「ルテインが摂れる」としている商品があります。
しかし、当サイトではこれに懐疑的です。

確かに青汁の原材料であるケールにはルテインが豊富に含まれていますが、「青汁からルテインが取れる」というデータは見当たりません。
むしろ青汁の効果を考えれば、ルテインの吸収を妨げかねないと考えます。

今回はサプリメントとスムージーを扱う当サイトならではの検証記事です。

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1.青汁からルテインを摂れるかは不明

「青汁からルテインが摂れる」とする広告の大半は、ルテインを何mg摂取できるのか明らかにしていません。

なかには「ケールに○mg含まれている」という表現をしているものがありますが、「青汁を飲むと○mg摂取できる」と明記しているものはほとんどありません。

ルテイン 青汁

このように「ケールにはルテインが豊富」としつつ、実際の商品のなかではルテインの量を明記していません。

つまり、ケールから青汁を製造する過程で、ルテインがそのまま保持されている保証はないということなのです。

ルテイン 青汁

こちらの商品はルテインを含んでいるようですが、ニンジンで3本という非常に曖昧な表記をしています。

注意していただきたいのは、ニンジンは特筆してルテインを含む食品ではないということです。
※ニンジンで有名なのはβカロテンなど

これは広告業界によくある手法で、単位を変えることで多寡を錯覚させているのです。
ルテインを豊富に含むケールやパセリといった食材で「100g分のルテイン」などと表記されていれば、納得できるのですが……。

はっきり言って、この青汁で必要十分量のルテインを摂れるとは思わないほうがよいでしょう。


2.青汁はルテインの吸収を妨げる?

仮に、ルテインを豊富に含むと明確にしている青汁があったとしましょう。

けれど、そもそもの話になりますが、青汁はルテインの吸収を妨げる可能性があるように思えます。

なぜかというと、ルテインが脂溶性の成分であり、青汁には脂肪の吸収を抑える効果あるといわれているからです。

順を追って解説していきましょう。

まずルテインは、水に溶けにくく油に溶けやすい性質を持っています。
ですからルテインを効率よく吸収するためには、ホウレンソウであれば「おひたし」よりも「バター炒め」といった具合に、油と一緒に摂ることが推奨されています。

そして青汁の代表的な効果として、脂肪の吸収を抑えるというものがあります。
これは青汁に含まれていることが多い難消化性デキストリンによる効果です。

難消化性デキストリンを始めとした水溶性食物繊維は、水に溶けることで粘着性の高いゲル状に変化し、脂質や糖を吸着します。

脂質や糖を吸着したゲルは大便として排出されるので、体には吸収されないというわけです。

筆者は栄養学に精通しているわけではないので単なる推測となってしまいますが、青汁によってルテインを吸収するために必要な脂質が排除されてしまうことで、ルテインの吸収効率が落ちる可能性はないでしょうか。

3.まとめ

青汁には整腸作用や糖の吸収速度を遅くするなどの効果があるといわれており、健康に役立つ飲料といえるでしょう。

しかし、「青汁からはルテインが摂れるので目に良い」などという宣伝に対しては、否定的な見解を発信したいと思います。

青汁で白内障や緑内障の予防などと謳っているwebサイトなどもありますが、そんな効果はほぼありえません。

そもそもルテインが白内障や緑内障に対して予防効果があるかは、検証の段階を出ていません。
ルテインによる予防効果が認められたのは、加齢黄斑変性に対してです。
※米国国立眼科研究所のAREDS2(加齢性眼疾患研究)による

AREDS2も、サプリメントによって適切な量を継続的に摂取して得られた結果です。
上のディアナチュラの商品は、AREDS2で用いられたルテイン10mg、ゼアキサンチン2mgに準じています。

もし目の健康を考えて青汁を検討しているのであれば、青汁からではなく、こういったサプリメントによってルテインの摂取を心がけるべきでしょう。

そもそもルテインが入っているかもわからないうえに、ルテインの吸収効率がかなり悪い可能性がある。
当サイトでは青汁でのルテイン摂取について、このような考えを発信したいと思います。


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